阪神岡田彰布監督(65)が9日、初の試みとなるオンラインでの「現役ドラフト」に参加した。阪神はソフトバンクの大卒5年目左腕・大竹耕太郎投手(27)を獲得。補強ポイントの左の先発として期待した。阪神からは陽川尚将内野手(31)が西武へ移籍した。一問一答は以下の通り。

 

-大竹耕の印象

「最後、アレで見たな、2軍のゲームでな。どっちか言うたら先発でな。左の先発というのも少なかったし。そういう意味ではまあちょうど、編成上はいい選手取れたなと思っているけどな」

-早大の後輩だが面識は

「直接はないない。年が離れ過ぎてるからな」

-早大から17年育成ドラフト4位でソフトバンクに入団した

「その時のいろんなんは知っているよ。いきさつとかな。育成とか。それは聞いた。何年前や、結構投げてたよな、先発ローテで。おーん」

-(現役ドラフトリストの)24人の中でも評価高い選手だった

「まあ、そうやな。左というのもあったしな」

-具体的にどんな印象

「そこまではまだ見てないから。でも先発としてはな、可能性はあると思っているから。だからそないして取ったわけだから」

-陽川クラスを出さないと取れない

「いや、それよ。俺も1回目だったから。あんまりその、最初は意味がわかってなかった。はっきり言うてそうよ。だから初めての試みでな、そんなの。どういういきさつでこうなったかというのも聞いたけどな。いろんな話を。“そうなんや”って。やっぱり、まずは行ったチームでな、活躍して活性化したらいいと思うけどな」

-陽川はここにいるよりチャンスあるか

「そうやな、まあ、これは右打者とかそういう兼ね合いでな。陽川にしても西武だったらDHもあるし、パリーグで。そういう意味で働き場所があると思うけどな」

-会議に入ったのは自分から

「ちゃうちゃうちゃう。1回入ってくれと言われたけど、だってみんな初めてやからわからへんやろ。初めての試みなわけやから」

-もちろん意向は伝えた

「意向というか、そりゃ当然、当然。ある程度メンバー、24人か。出て、それでアレを出すわけやから。その中で、ああ、これやったら大竹欲しいってね。取れるようだったらな。欲しいなと思ったけどな」

-24人で一番欲しかった

「そうそうそう。俺のとこに関してはな。それは各チームによってちがうやんか。バッター欲しいところもあるかもわからんし。それは他のとこの動向はわからんからな。でも、野手よりもどっちかいうとピッチャーは何人おってもいいし、まして左というのもあるし、先発ができるというのもあるし。そのへんがマッチした」

-近年ソフトバンクから移籍組が活躍

「そうかそうか。おーん。まあ、レベル的には高いな(チーム)」

-先発ローテーションには左は2人は欲しい

「そうやなあ。それでちょっと岩貞にもアプローチかけたようなもんやからな、結局は。これは2月や。キャンプ入ってからや」

-どの球団も2人目は取らなかった

「そうやな。2組目か、俺も知らんかったよ。1人取ると思ってたから。なんかな。棄権、棄権でなんかそれで終わった」

-他球団で気になった選手

「いや、それほどわからんわ。わからん選手の方が多かったで、名前聞いても。オコエなんかは分かってたけど、あんまり分からんかったな。そんなに1軍でやってたような選手は入ってないわな」

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