中日高橋宏斗投手(20)が12日、来季の目標に勝率増を挙げた。

この日はナゴヤ球場でキャッチボールなどで自主練習で調整。来季にこだわる一字を聞かれ「投げる試合は全部勝つつもり」と「勝」と色紙に記した。

「7敗している」。20歳の右腕は今季に納得できない数字を挙げた。登板間隔を空けながらも、先発ローテに1年間加わり、今季19試合6勝7敗。高卒2年目のブレークで、侍ジャパンにも招集されても、負け越しに唇をかむ。

「15勝、10勝(の数字は)はあまり目指さずに、目の前の1試合にかけたい」。自らの白星より、チームの勝利に貢献を前面に出す。今季は大野雄、柳、小笠原の3人が規定投球回に到達。「ローテを守る投手はピンチでギアが上がって抑えられる。信頼されて規定投球回にいく」と、4本柱入りをにらむ。

今季の勝率は4割6分2厘。「負けを減らしたい。勝率を上げて勝てるようにがんばりたい」。チームに貯金をもたらすことで、エースへの階段を登ることを誓った。【伊東大介】

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