プロアマ合同の日本野球規則委員会が13日、開かれた。

アマ側は、本塁後方ファウルゾーンの広さについて、公認野球規則「2・01」が定める60フィート(18・288メートル)以上を「必要とする」という記述を、原本である米国の公式規則の記述「recommended」(推奨される)に沿ったものに改正することを提案した。

プロ側は、即座に改正するのではなく、当該部分以外の項目も含め、日米の規則書のニュアンスの違いなど時間をかけて結論を出すことを提案。アマ側も、これを受け入れ、今回は「2・01」の改正は見送られた。

同記述を巡っては、日本ハムの新球場「エスコンフィールド北海道」の当該ファウルゾーンが約15メートルしかなく、規定を満たしていないことが問題となっていた。もし、アマ側の提案通りに改正となれば、新球場は規定に反しないことになる。

12球団は、日本ハムが23、24年のシーズンオフに新球場を公認野球規則に従って改修することで、来季も公式戦を行うことを認めている。