DeNA牧秀悟内野手(24)が「専用室内練習場建設」の夢プランを明かした。15日、地元の長野・中野市にある中野警察署で、一日警察署長を務めた。

生まれ育った故郷に凱旋(がいせん)。将来的に、積雪の冬場でも自主トレなどで使用できる練習施設建設で、地元の野球振興につなげたい考えだ。プロ3年目で野手史上最高額1億2000万円で更改したばかり。さらなる活躍を弾みに実現させる。

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敬礼ポーズが地元で様になっていた。一日警察署長を務めた牧は、署長室のイスに腰掛けながら、夢の構想を口にした。「これを機にどんどん地域に貢献したい。ここで練習したいですし、見せたいので、室内練習場とか冬でも練習できる場所をつくりたい」。自身も通い、この日啓発活動を行った中野小学校の子どもらにも見てもらいたいという思いが、具体的なプランとして浮かび上がった。

長野・中野を四方八方囲む山々はすでに雪化粧をまとった。任命式の間にも、わずかながら雪が降り、冬は積雪の多い地域。オフに帰郷した際、なかなかトレーニングができない悩みがあった。「冬に帰ってきてもボールを使うことが激減してしまう。欲しいなとずっと思っていました。できれば、内野くらいの室内練習場が欲しいです」。27・43メートル四方のダイヤモンドサイズの練習施設で、打ち込む自身の姿を思い描いた。

野球振興への思いも強い。プロ野球選手では、筒香が和歌山・橋本に野球場を建設中。「少年野球のチームも減って、人数も少なくなっている。少しでも野球をやってくれる人が増えれば」。プロ2年目に4番を託され、13日には野手史上最高額となる年俸1億2000万円(金額は推定)で更改したばかり。活躍がそのまま夢に直結する。【栗田成芳】

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