自ら仕掛ける。
巨人中田翔内野手（33）が15日、沖縄・石垣島での自主トレを公開。4番としてチームをけん引した昨季後半の成績を維持すべく「追い込まれるまではブンブン振っていきたい」と新シーズンを見据えた。
3月のWBCへ陣容がほぼ固まった。中田は選出されなかったが、13年から2大会連続で出場し、17年大会では1大会の日本人最多タイとなる3本塁打を放った。メンバー入りする岡本和、大城ら後輩のヒントにもなり得る、中田なりの思考法がある。「対戦（経験）のない投手なので、積極的にいくということだけは心がけて打席に立っていました」と回想した。13年の台湾戦の延長10回の決勝犠飛も、17年の3本塁打のうち2本塁打もファーストストライク。果敢な姿勢が結果につながった。
持ち手が2カ所ある「シークエンスバット」や「くの字バット」など新アイテムを積極的に取り入れてスイング量も倍増。ここまで天気にも恵まれ、練習量を確保して充実の日々を送る。「キャリアハイを目指して頑張っていきたいですし、1年間しっかりフルで出られるような体力、体をこの時期に作っているので、それを目標に頑張りたい」。16年目も前のめりな姿勢を貫く。【小早川宗一郎】
