プロ15年目の悲願へ-。阪神西勇輝投手(32)が16日、沖縄・宜野座で西純との自主トレを公開した。

オリックス時代の12年以来、11年ぶりに岡田監督のもとで戦うシーズン。思いをストレートに言い切った。

「優勝の経験をしてみたい。残りどれだけ一線でローテーション回れるか分からないし、早く優勝できるようにって思っています」

指揮官が「優勝」に置き換えて使用する「アレ」ではなく、2度「優勝」と誓った。オフ期間も高い強度で練習を継続中。先発ローテの柱としてフル回転する準備はできている。

プロ野球歴代92人が達成した通算2000投球回まで残り168と2/3イニング。5年連続規定投球回に到達している右腕は「そこは通過点」と力強い。「そのイニングぐらい放れる思う。自然体でできれば」。当たり前のように1イニングずつ積み上げるつもりだ。

32歳は新たな挑戦を忘れない。「最大出力を上げられる練習をやっている」と、ウエートトレーニングを改革しているという。沖縄で食事をともにしたツインズ前田健太から「1回そういうのをやってみて、合う合わないは自分で処理してみたらいい」と助言を受け、刺激も得た様子。着々とシーズンインへ歩みを進める。【中野椋】

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