阪神岡田彰布監督（65）が18日、都内ホテルで行われた監督会議に出席した。最年長監督として座長を務めた。榊原定征コミッショナー（79）が「プロ野球の魅力向上」について問題提起。「引き分けでファンは納得するか」「セ・リーグもDH（指名打者）制度を導入するのか」の2つの提言を元に12球団監督からさまざまな意見が出された。会議後の一問一答は以下の通り。

－かなり長い時間だった

岡田　長かったわ、ほんま。いろいろと。

－フリートークが長かった

岡田　いや、フリートークよりも、審判の話のほうが長かったよね。変わったみたいだから、友寄さんから森さんに。審判長か。うん。審判の話のほうが長かったね。リクエストも含めてね。

－リクエストでの自身が疑問に感じた点や、新しい発見は

岡田　いやいや、リクエストに関しては、やってないから、うん。俺だけじゃなしに、俺もほとんど、リクエストは聞く部分が多かったんだけど、うん。他の、こういう場合は、どうしているんだとかね。リクエストを経験している監督からは、いろんな意見がでたね。やっぱりね。

－一番リクエストで意見が出た部分は

岡田　いやあ、それは確認できない部分やな。地方球場なんかとくにそうかもわからないし、角度がみえないとか、そういうので、ね、その場合はどうかっていうのが、ちょっと、みんな一番疑問に思っていたみたいやね。

－審判長から、その場面についての説明が多かった

岡田　そうそうそう、うん。だから、森審判長の話が長かった。

－巨人原監督ら、他球団の監督とも会ったと思うが、印象に残ったことは

岡田　いやいやまあ、そんな普通の話はそんなしてないけど、開始のほんの少し前しか会わなかったから。そんなに野球の話というか、雑談をする時間はなかったよ。

－原監督は過去にDHをしたいと発言したこともあった。

岡田　あ、それは言わなかったな、今日は。言わなかった、おーん。ルールの統一はなかなか難しいというのは言っていたけどな。やっぱりな。

－魅力向上のフリートークで、日本ハム新庄監督から面白い発言はあったか。

岡田　いや、面白いっていうのは、まあ、ねえ、なんていうかな、12球団でシャッフルしたり、チームを変えるとかな、交流戦はあるけれど、そういうのが面白いんじゃないかなっていう、これはみんなのフリートークの中の意見だから。

－DH制について

岡田　俺は反対やわ。俺はずっとDH反対。（理由は）監督が楽すぎる。あんまり野球に入っていく気ないね。俺もパ・リーグでやったけど、オリックスでやったけど。

－継投の中で打順をいじったり

岡田　そうそうそう、打順をシャッフルしたりね。ピッチャーが回ってくるとか回ってこないとか、そういう醍醐味がちょっとないよな。俺はずっとセ・リーグでやっていたからそういう考えになると思うけどな、パ・リーグでずっとやっていたらそうじゃなかったと思うけどな。

－オリックス時代にDHを経験して、カルチャーショックは？

岡田　それはないけど。オレはちょっとつまらんように感じたな。DHいうのはね、選手の時もそうだし、監督の時もそう思ったね。

－セの監督は導入に賛成の向きか。

岡田　いや、それは知らん。全然その話は全然出んかったけど、多数決取ったんちゃうからな。

－賛成意見は出なかったのか。

岡田　それはあんまり出なかった出なかった、DHに関しては。やっぱりルールが違うからっていうね、おーん。DHだけのルールじゃないやんか、セとパでは。そのへんはやっぱりあるから。ルール的なのを統一できればっていうのはあったけど、なかなか統一するのは難しいわな、やっぱりな。