楽天宮森智志投手が、新ギアでさらなる飛躍を目指す。

昨年の秋季キャンプからスパイクを変更。足袋のように、親指と人さし指の間に切れ込みが入ったものを履いている。「疲労感が少ない。しっかり指も全部使えて、自然体で使えることによって、いろんな筋肉が使いやすくなる」と説明した。

投球時の感覚もいい。「しっかり踏ん張れるというか、足全体が使える感じはする」とうなずいた。昨季はデビュー戦から22試合連続無失点でプロ野球タイ記録を達成したが、終盤は疲労がたまり、球威が弱まった。負担軽減のスパイクで年間通して好投を続け、勝ちパターン定着を目指す。

今オフ、地元へ帰ると、大盛り上がりだった。広島・呉市、旧安浦町出身。人口約1万2000人の小さな町だ。「家族は穏便にって感じなんですけど、気づいたら広まってる。数年前に洪水被害があって、明るい話題が1つでもあったらうれしいと地域の方が言ってくださった。そういうの言われると本当にうれしかった」と笑顔だった。今季は優勝に貢献して、故郷に凱旋(がいせん)する。【湯本勝大】

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