『封印だ 俳句・川柳 優勝で』。ヒーローインタビューなどで「五七五」で喜怒哀楽を表現してきたロッテの山口航輝外野手(22)が22日、沖縄県内での自主トレ公開後に宣言した。

「重大発表です。今年はやりません。ガチっすよ。優勝してからだけです。渾身(こんしん)の一句しか作りません。優勝するんで、みとってください」。

『そのかわり ホームラン数 量産だ』。西武山川に弟子入りして助言を受けた効果に、早くも手応えを得ている。「右足の使い方を大きく変えた感覚がはまった。足も使えて全身の力が伝わってボールも飛ぶようになった」。スイング時に右足首を固定せず、回転させるイメージ。打撃練習でも強い打球を連発した。

『新バット 100キロボディーも いい感じ』。バットは山川モデルを4年間使ってきたが、1センチ短く20グラム程度(86センチ、900グラム)軽くした。人生初の100キロと体は重く。「有吉ゼミの大食いに出て胃袋がバグりました。家でもめっちゃ食うようになったし、山川さんにも(胃を)鍛えていただいて」。昨季16発から目標は30発。「山川さんを追っかけながら、いずれはホームラン王をとりたい」。『キャンプ前 自信に満ちた 日焼け顔』。【取材・五七五=鎌田直秀】

“師匠”の西武山川穂高内野手 (山口に打撃について)「あの体の使い方でよく16本打ったなと思います。これ、正直な意見です。もっと良くなります。僕が教えているのは、ボールを遠くに飛ばすためとか、強く振るため、速い打球を打つための、基本的な体の使い方を教えているだけ。これが正しいと思って教えていますけれど、打つか打たないかは山口次第です。結局、試合で打つのって自分の感覚なんですよね。30本打ったら時計を買ってあげますよ。29本では買わないです」

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