副キャプテンを任される西武外崎修汰内野手(30)が周辺視野を広げている。

23日、沖縄県内での自主トレを公開。おもむろに手鏡のような道具を取り出し、見つめた。「目のトレーニングですね。目の筋肉が衰えないように」。近づけ、左右や上下に動かし、目だけを動かしていく。

右目が利き目だという。「やっぱり左右差ってあるみたいなので。そういうのを少なくするトレーニングです」。打撃での効果出現はこれからだが「左右はけっこう目で追えるけど、縦の動きは難しい。縦は意識しないと」と打撃傾向への直結も感じ取っている。

目の強化は、攻守両面での技術向上につながる。周辺視野、は別の意味でも今季のテーマ。主将源田を支える副主将を任される。性格上、自分に向く打順を問うと「6番ですかね。6番って初回に回ってきたら、1点か2点くらい入ってるので。そこでおまけで打てたらラッキー。18年、19年とかそんな感じで」と好成績だった年を回想して笑いつつ「その時の立場とはまた違う」と引き締める。競争盛んなチームでの、数少ないレギュラー確定選手。「責任感はあります」。広く深く西武を見渡す。【金子真仁】

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