西武からFAで加入したオリックス森友哉捕手(27)が思わぬ“難題”にぶち当たった。

30日、他の選手とともにキャンプ地の宮崎入り。31日に宮崎市中心部で行われる優勝パレードにも参加する。昨季まで同一リーグのライバル球団にいただけに「(パレードで)どんな顔をすればいいのか分からない…。行ってみないと分からないですね」と苦笑いで思案した。

中嶋監督はじめ山本ら主力35人が参加予定だが、その中に森の名前もある。パレードの趣旨はV2の祝福と今季の激励。参加を聞いて驚いた森は「でもメインは優勝のあれ(祝福)ですもんね」と困惑しながらも「しっかり顔を見せていきたいですね。主力としてやっていけるように、という意味でも大事な1日になりますね」と引き締めた。オリックスの森として、広くアピールする場にする。

新天地でのキャンプインが迫った。人見知りを自負する森は「緊張しています。でも割とフレンドリーに、いい感じで来てくれて、ありがたい。この1カ月でチームの一員になれるようにしたい」と笑顔。この日の移動でも違和感なく溶け込んでいる様子で、周囲の気づかいに感謝した。

キャンプでは西武時代と同じように毎日、ブルペンに入る。「一番はしっかり数を受けて、コミュニケーションを取って。これまでも打撃よりも守備面を重点的にやってきた。野球以外のところでも会話できればと思います」。しっかりプランを描き、初日に臨む。【柏原誠】

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