西武の宮崎・南郷でのA班(1軍)春季キャンプが6日、始まる。

12球団で唯一、キャンプインを遅らせた。5日、宮崎入り。高橋光成投手(26)は「めちゃくちゃ自分のことなんですけど」と前置きしてから切り出した。

「誕生日が2月3日で毎年キャンプだったんですけど、家で過ごせたというのは。すごくいい時間になりました。毎年1週間遅れてもいいかな(笑い)」

キャンプ地で節分の豆まきをし、いつしか報道陣からケーキをもらうようになっていた2月3日。「(家で)普通にケーキを食べて。いつもキャンプ3日目でちょっと疲れている(誕生日な)ので、フレッシュな状態で誕生日を迎えられました」と笑みがこぼれた。

開幕投手の有力候補に挙がる。年明けは平良らと沖縄・宮古島で自主トレを行った。ブルペンでは投げても30球程度。「飛ばしすぎず、遅くやりすぎずというので、自分で制御かけながらやってはきました」と進め「一番いい仕上がり。すごく自信はあります」と言い切れるほどの状態で、キャンプインを迎える。

昨季のチーム防御率2・75は、リーグ1位だった。森の退団などもあり、野手は現時点で5ポジションがレギュラー白紙といえる状況だ。エースとして、選手会長として当然、そこは意識している。

「みんな仕上がっていると思いますし、もう1回、やっぱり投手で勝てる試合を。去年だけでは終わらない、続けるということは一人一人思っていると思うので、そこをもう1回今年、投手で頑張っていきたいです」

松井新監督が目指す守り勝つ野球の、柱になる。【金子真仁】

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