BC新潟のパワーヒッター、佐藤拓実外野手(21)が冬にバットを振り込んでいる。自主トレのティー打撃で意識するのはミート力の向上。新人で挑んだ昨季は184打数で60三振。年間の三振数減少をテーマに開幕に備える。創価大を2年生の7月に中退。中退しなければ今年が4年生になるだけにNPB入りを同年代と競う、勝負の年だ。

「同い年のヤツらには負けたくない。三振が多いとスカウトも見てくれない」と体勢を崩されても芯に当てる打撃を繰り返してきた。ティー打撃はトスに高低差をつけてミート。バッティングセンターにも通い、変化球、直球に対応できるミート力を磨く。「崩されても自分のポイントに持ってくる体の使い方を研究している」とエンゼルス大谷の動画を見て、分析した。

昨季は打率2割1分2厘、4本塁打。大学中退のブランクを経ての1年目だったが、「打率3割、本塁打15本以上を狙う」と今季の目標を据える。佐藤拓はミート力をつけたバットで、持ち前のパワーを生かすつもりだ。【涌井幹雄】

▼BCリーグはオープン戦17試合の日程を発表した。新潟は3月23日・群馬(城南)、同31日・群馬(五泉)、4月4日・福島(開成山)、同5日・福島(五泉)の4試合を予定。キャンプインは3月9日で、リーグ戦は4月8日に開幕する。