21日で42歳を迎えたソフトバンク和田毅投手には、現役を続ける理由がある。

この日、05年から活動を続けている感染症などのワクチン支援に関して「世界の子どもにワクチンを 日本委員会」から感謝状を贈呈された。和田は「1球投げるごとにワクチン10本」など、独自のルールを設定。昨季成績に準じ、今年は3万9650本を寄付した。これまでの総計は70万本に上った。

「今年もしっかり成績を残せればまた契約をしてもらえる。そうなれば、まだこの活動も継続することができる。70万本と言わず、出来る限り本数を増やしていきたいと思います」

自分が頑張った分で、ミャンマー、ラオス、ブータン、バヌアツの子どもたちを救う。ベテランの大きなモチベーションの1つだ。

左ふともも裏の張りで別メニュー調整だったが、誕生日に軽くブルペン投球を再開した。「だいぶよくなってます。再発しないように集中します」。不屈の左腕として社会支援を続ける。【只松憲】