中日のドラフト1位仲地礼亜投手(22=沖縄大)が、オープン戦初登板初先発し2回1安打無失点だった。

地元沖縄でのキャンプ最終戦。初回は広島の先頭秋山を一ゴロ、野間をツーシームで空振り三振、マクブルームを中飛と3者凡退でスタートした。2回先頭の西川を空振り三振に切った後、デビッドソンにはアンラッキーな二塁打。走者を背負っても坂倉、韮沢を内野ゴロに打ち取った。最速149キロの直球とツーシームなど変化球を絡めて2回を7人、平均的な30球で終えた。

これがNPBとの初対戦だった。即戦力右腕は「少しは緊張したが、そこまで緊張しなかった。ツーシームが良かった。ゼロで抑えられたのは本当に良かった。変化球をいろいろ投げて空振りも取れた」と満足げに振り返った。その好投ぶりに試合中から笑顔だった立浪監督は「ストライク先行でカープ打線から空振りも奪った。焦らすこともできないが、いい選手はどんどん使っていきたい」と高評価を与えた。

沖縄・読谷村出身で、沖縄の大学出身プロ第1号。仲地が開幕ローテ入りへさらに前進した。【伊東大介】

○…新外国人アリスティデス・アキーノ外野手(28=レッズ)がオープン戦1号ソロでキャンプを締めくくった。「5番右翼」で先発。2回1死、カウント0-2から広島先発アンダーソンのカーブを左翼後方の防球フェンスまで運んだ。立浪監督から30発を期待される右の大砲は「非常にいい感触。良かった。シーズンへ向けての準備も順調だ」と上機嫌だった。

○…現役ドラフトでDeNAから加入した細川が2回、アキーノの先制弾に続いて左中間最深部へオープン戦1号を描いた。対外試合3本目で、キャンプMVPを問われた立浪監督は「細川です」と即答。「練習もやって結果も素晴らしい。非常に期待している」と称賛した。細川は「うれしい。これからもアピールしたい」と飛躍を誓った。

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