オリックスの新外国人、ジェイコブ・ニックス投手(27=パドレス傘下)が26日、春季宮崎キャンプのブルペンでベールを脱いだ。

右肘のトミー・ジョン手術や右肩の故障などで、19年を最後に登板はなし。17年から2年間、パドレスのトレーナーだった中垣巡回ヘッドコーチに指導を受けた縁で入団が決まった。

この日は変化球も交えて41球を投げ「とても感触はいい。スライダーはもうちょっと磨きをかける必要があるが、カットボールとカーブはよかった」と笑顔を見せた。中嶋監督は「プロスペクトの上の方。(故障なく)そのまま行ってたらこっちに来るレベルじゃない」と若手有望選手ランクの上位者だった実力を認めた。故障に苦しんだ過去を踏まえ「すぐローテーションという話じゃなく」と慎重に調整させる。いずれ先発陣の秘密兵器になりうる可能性には「その補強ですからね」と期待した。

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