阪神岡田彰布監督(65)が4日、開幕投手を7日の韓国代表戦(京セラドーム大阪)終了後に通達する方針を明かした。

この日のオリックス戦には大本命の青柳が先発で3回3安打2失点。6回からは対抗の伊藤将も登板し、同じく3回3安打2失点だった。試合後、開幕投手について問われた指揮官は「まだ決めてないよ。決めていても言う必要ないやろ。予告先発やし」とニヤリ笑った。

「この4試合で先発陣が投げるから、それから言おうかなって思っている」。これまで同じ試合で青柳、伊藤将を一緒に投げさせてきたが、9日オリックス戦(京セラドーム大阪)からは、先発陣に1試合ずつ割り振りしていく。

この日の青柳は左打者の内角へスライダーを試した。「ある程度コントロールしたところにいったので、これからも使っていけるかなと思います」。だが、全体的には「まだまだ。全然ダメだった」と辛口だった。一方の伊藤将は今季テーマの直球を主体に左右の内角を突いた。「直球はいいボールを投げていたので良かったけど、変化球がちょっと高めに浮いているので修正したい」。次回は変化球を低めに集める。

岡田監督は「いろんなことを試すというかな。まあ3回やし」と2人の結果は問わなかった。本番モードはシーズン初登板の日程が固まっているであろう次回からになりそうだ。【石橋隆雄】

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