楽天藤平尚真投手(24)が開幕ローテーション入りへ前進を続けている。先発して4回1安打無失点と好投した。2回無死一、二塁のピンチを招いたが、積極的にストライクゾーン内で勝負。最速152キロをマークした力強い直球を中心に、スライダーやチェンジアップなどを織り交ぜ、押し続けた。「ちょっとバタバタしたところもありましたけど、比較的自分のパフォーマンスは出せているかなと思います」と手応えをつかんでいた。

前回登板の12日ロッテ戦(静岡)では5回無失点。その後、2軍戦での登板が予定されていたが、2週間連続で土曜日に投げていた辛島の状態が上がらず、中5日での先発に変更となった。状態を考慮してもらい、60球が目安の球数制限つきのマウンド。「体は元気だったので、自分の投げたいボール、打ち取れるボールを優先的に投げて、テンポも少し上げて投げた」と、回を重ねるごとにリズムが良くなっていった。

先発ローテーションは、3月30日の日本ハム戦(エスコンフィールド)で開幕投手の田中将、4戦目の則本が当確。ローテ争いについて、石井監督からは「チャンスを1番手で持っている投手」と評価された。

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