中日ドラフト6位・田中幹也内野手(22=亜大)の開幕1軍が絶望的になった。一部選手の練習が20日、行われたが同内野手は不参加。この日、名古屋市内の病院で痛めた右肩の検査を受けた結果、「右肩脱臼」と診断を受けた。今後は医師の指示を受けながら治療を行うと球団が発表した。通常、肩の脱臼では全治1カ月程度かかるため、田中の開幕スタメンは絶望的だ。

開幕二遊間を期待された田中は19日楽天戦(バンテリンドーム)で「2番遊撃」でスタメン出場。5回に四球で出塁し、けん制で一塁に帰塁した際に右肩を痛め途中交代した。前日時点では軽傷と思われていただけに、立浪監督の開幕二遊間構想が白紙になった。

田中とともに二遊間を組んできたドラフト7位・福永裕基内野手(26=日本新薬)への期待も高まる。オープン戦では6試合連続安打を含め打率2割8分1厘、1本塁打、7打点。「とりあえずけがなく、やることを一番気をつけていく。(スタメンを)任されることになったら、最大限の準備を開幕までやりたい」と、キャンプから新人でただ1人1軍帯同を続けるルーキーは表情を引き締めた。

田中の離脱に伴いオルランド・カリステ内野手(31=メキシカンリーグ)の二遊間での起用や、2軍調整中の龍空らの昇格も検討されることになりそうだ。

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