ソフトバンクの開幕ローテーション最後の1枠をかけた「3番勝負」が幕を開ける。開幕2カード目の4月6日オリックス戦(京セラドーム大阪)先発候補の4投手が21日からのウエスタン・リーグ阪神3連戦(鳴尾浜)で登板予定。“最終テスト”で「第6の男」を決める。

開幕ローテーションはここまで5人までが内定。20日にペイペイドームで行われた投手練習を見守った斉藤和投手コーチは「決めていかないといけない時期に入ってくる」と、6人目についても近日中に決定する方向であることを明かした。重要な判断材料となるのが2軍戦での登板内容だ。

阪神との3連戦には高橋礼、板東、有原、ガンケルの4人が登板する。19日の2軍中日戦で4回1失点だった武田も含めた5人から、1人に絞らなくてはならない。斉藤和コーチは「結果も内容も見ながらですね」と総合的に判断していく考えだ。

先発としては経験が浅い板東が候補に残る一方、新加入で実績のある有原やガンケルもいるが、斉藤和コーチは「競争というのは、監督がキャンプが始まるときに掲げているところなので。そこは全員一緒なので、特別扱いはないです」と、横一線での争いを強調した。

オープン戦も終盤に入り、野手陣は徐々に絞り込みが進んできている。キャンプインから激しいアピール合戦を演じてきた先発投手陣のバトルも正念場を迎える。【山本大地】

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