阪神岡田彰布監督(65)が5回10安打5失点の先発西純矢投手(21)に「あんな真ん中ばっかり投げてたら」と苦言を呈した。またここ3試合で11打数1安打の4番大山悠輔内野手(28)、12打数無安打の5番佐藤輝明内野手(24)についても「引っ張っていく選手が打てんならあかんわな」と表情を曇らせた。試合後の一問一答は以下の通り。

-先発の西純は5失点。悪い流れを断ち切れなかった

「悪い流れって。ど真ん中ばっかりやん。そんなもん、もう映像で出るから。よう、あれだけど真ん中にいくなあ。真ん中になあ。キャンプでもあんだけ真ん中に投げてないやろ」

-追い込んでからも甘いところがあった

「いや、そんなん、力で抑えられると思うからやな。ちょっともう勘違いよな。あのぐらいのボールで、力で抑えられへんやろ。低めに投げんと。毎イニング、あれやから、しゃあないわなあ。本番前に確認できた? ちょっと考えなあかんよなあ。そら。あれでは打たれるよ。そらあ」

-3週間後には東京ドームで試合がある

「まだ分からへんやん、そら。何を言うてんの、そんなんお前。考えやなあかんって言うてるやん。だから、そんなもん。あれで投げられへんで。あんだけ、ど真ん中ばっかり投げとったら。もうそらお前、ある程度開幕をそないして、それで投げさせているわけやから。それであんなピッチングをしてたら、そら、他のピッチャーにも影響を与えるよ。悪い影響をな」

-本塁打の森下は毎日、新しく対戦する投手から打っている

「そらだって、いい結果が出ているからな。そら今までよりは、間違いなしにええピッチャーと当たっているんやから」

-対応できるのはどういう技術があるからか

「ええバッターやから、タイミングの取り方がうまいからやろな、タイミング取れんもんは打てへんやんか」

-ライナーでスタンドへ入った

「うーん。まあそやな、甲子園やったらな、そら打てへんかも分からんけど、ここではああいう打球でええいうことやろな」

-大きいのも出るようになってる

「大きいのって、一番打ってるやんか。一番ホームラン打ってるんやから、そらしょうがないやんか。打つもんは、そら使わなしょうがないやんか。打たんもんはそら使えへん、考えるけど」

-渡辺諒が3点適時二塁打。ずっと結果を残している

「いやいや、まあ、そのへんもほんま、ちょっと考えなあかんわな」

-侍が終わって中野も帰ってくるが

「いや、だから、この前も(渡辺諒は)サード守っとったやんか。あれは考えなあかんっていうことやんか、結局な」

-クリーンアップになかなか結果が出ない

「5番までやん。打ってるのは6番以降ばっかりやん。そういうことやんか。だからそら、いつまでもなあ、そんな。そら、お前、そこで、そんななあ、引っ張っていく選手っていうかな。それが理想やけどさ。でも、打てんかったら、それはあかんわな、うん」

-中軸打者はタイミングがうまく取れていない

「だからタイミングなんか、自分で取るしかないやんか。ベンチから1、2って言われへんやんか。そういうことやん。だからそら、本人もノーステップとかして、タイミング取られへんからやろ。俺が(オリックス監督時代に)T-岡田にノーステップで打てと言うた時もせやんか、タイミング取れへんからやろ。でも、飛ばんかったらあかんわな、スイングが鈍くなったらな。今日も(フリー打撃で)1本も入らんかったなあ。だから、そういうことよ。当てにいくんじゃないからな。やっぱ振らなあかんからな。タイミング取れんからノーステップにしたらあかんからな、鋭いスイングができんとやっぱり力負けしてしまうもんな」

-就任以来、大山と佐藤輝は固定すると言ってきたが

「それはだから、言うたやんか、理想よ、そら。2人でクリーンアップ打って引っ張っていくって、ずっと理想やったけど。どう思う? こっちが聞きたいわ」

-原口が打ってるだけに、悪く見えてしまう

「おーん。ちゃんと打ってるやつはちゃんと打ってるからなあ」

-近本の死球は

「まあ大丈夫ちゃうか。冷やしてたみたいやけど」

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