腰の張りでWBC日本代表を離脱した広島の栗林良吏(26)が、24日の敵地ソフトバンク戦で実戦復帰する。1次ラウンド終了後に代表を外れ、14日から広島で再始動。復帰後2度目の投球練習を行った22日は、ダルビッシュ直伝のカットボールなど35球を投じた。

6日の阪神と侍ジャパンの強化試合以来の登板に「日本の球での実戦が今シーズン初めてなので(ポイントは)そこかなと思います。オープン戦が少ないので、結果にもこだわっていかなきゃいけない」ときりり。マツダスタジアム隣接の屋内練習場で調整し、福岡へ移動した。

○…5年連続5度目の開幕投手が決まっている大瀬良が、24日のソフトバンク戦で総仕上げを行う。前回15日の中日戦は6回途中、96球で6安打4失点。中8日でのシーズン前最後の登板は、60球前後を予定する。「フォークの感覚をもう少し良くしたい。捕手とコミュニケーションを取る、いい時間にしたいなと思います」。過去の開幕4試合は3勝0敗、防御率1・45と抜群の強さを誇る。

○…昨年10月の右肘クリーニング手術から再起を目指す森下が24日、ウエスタンリーグ・オリックス戦(由宇)で術後初の対外試合に臨む。マツダスタジアム隣接の屋内練習場でノックを受けるなど、調整した右腕は「自分がしっかり(投げることが)できるかどうか確認できたら」と引き締めた。6日の打撃投手登板後「違和感があった」と一時ペースを落としたが、18日にブルペン投球を再開し22日も投球練習。投球の感覚と翌日の患部の状態次第で、次の登板が決まる。