阪神湯浅京己投手(23)が、WBC世界一の金メダルを手にチームに合流した。大会では3試合投げた。準決勝メキシコ戦では山本をリリーフし、1点奪われたが「打たれた悔しさもあるが、あの経験をムダにしないように。(米国の)球場全体の空気感が本当に全然違った。楽しかった」と、たくましくなって帰ってきた。

「夜中めちゃ起きます」とまだ時差ぼけや体の疲労は残っているが、練習ではさっそくNPB球でキャッチボール。「むちゃくちゃ投げやすい。全然問題ない。大丈夫」と、WBC球との違いを感じさせなかった。侍ジャパンではダルビッシュからスライダー、フォークを教わった。「感覚よく投げられているので、日本のボールでも投げられるんじゃないか」と、ブルペンでも試していく。

虎の新守護神は開幕戦のマウンドを見据える。「開幕に合わせようかなと。開幕からしっかりチームの力になれるように」。26日にブルペン入りし、状態をチェック。28日からの2軍オリックス3連戦(杉本商事BS)で調整登板する予定だ。万全をアピールし、岡田監督を安心させる。【石橋隆雄】

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