WBCで右手小指を骨折した西武源田壮亮内野手(30)がペナント開幕からの出場を見送ることが28日、明らかになった。源田本人は31日の開幕戦からの出場を希望したものの、渡辺GMが「彼の将来のこととかいろいろ考えて、そこまで無理する必要はないよという話はしました」と、球団側からストップをかけたことを報道陣に明かした。

この日はキャプテンとして狭山山不動寺での必勝祈願に参加したものの、練習には姿を見せず、リハビリに専念する。26日には走塁練習に参加。復帰目安について、GMは「回復には個人差があるので」としつつ「そこまで遅くはならない。4月いっぱいくらい、みたいな感じだとは思います」と現状を説明した。

渡辺GMは「代わりに出る選手はハッスルしてほしい」と、松井監督も「はつらつと思い切ってやってもらいたい」と、穴を埋める若手の飛躍を願う。開幕遊撃の有力候補となる山村崇嘉内野手(20)は、松井監督のプロ入り当時と同じ背番号32を付けている。「緊張すると思いますけど、しっかり準備はできてます。一生懸命やります」と意気込んだ。【金子真仁】