WBCで世界一に貢献したロッテ佐々木朗希投手(21)が28日、1軍に合流した。ZOZOマリンでの全体練習に参加。選手らの前で「マリーンズでもシャンパンファイト出来るように頑張ります」とあいさつした。

準決勝メキシコ戦翌日からNPB球でキャッチボールをしてきたが、初めてブルペン入りし、変化球を交えた約20球。「体の状態は健康ですし、ある程度良く投げられている方かなと思います」と手応えを得た。

侍ジャパンでの一番印象的だったことを問われると、「ダルビッシュさんや大谷さんが、めちゃくちゃスタイルが良かった。顔が小さい。自分も良い方かなと思っていたんですけれど、スタイル良くないなって思い知らされました」。報道陣を笑わせるほどの心の余裕も感じさせた。

今後はソフトバンクとの開幕前日の30日に行うペイペイドームでの練習で、ライブBPに登板する予定だ。「強い強度で投げて感覚の違いを確かめたい」。吉井監督は「30球以上は投げてもらいたい。WBCで悪い言い方をすると傲慢(ごうまん)になってきた。良い意味で言うと自信が出てきた」と世界を経験した成長を表現。順調なら4月4日からの本拠開幕カード日本ハム3連戦で初先発となりそうだ。【鎌田直秀】