西武は開幕連敗スタートとなった。

先発のディートリック・エンス投手(31)が序盤に6失点。松井稼頭央監督(47)は「ストライクとボールがはっきりしたのはもちろんあったと思います。次に期待します」と切り替えた。

打線は4回、4番山川穂高内野手(31)の安打を皮切りに、4連打を含む1イニング5安打をマークした。しかし2点止まり。逆転への勢いを作れなかった。

外野手が直線でチャージできるような安打が重なり、松井監督は「あの打球では足の速い選手でもなかなかかえれないところはあるのかな」と話した。

チームスローガン「走魂」で挑む今季。塁上をかき回したいところだが、この日の西武打線は、1つの走塁機会で2つの塁を取れたのは、二塁打での2本(愛斗、中村)のみ。満塁が続いたこともあり、アグレッシブな走塁を出せる機会に恵まれなかった。一方のオリックスはこの日、2つの塁を取る走塁機会が15度あった。「打線のつながりは少し出てきている」と松井監督。第3戦は何とかお株を奪い返し、初白星といきたい。【金子真仁】

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