巨人岡本和真内野手(26)が今季1号弾で“パーフェクト投球”を阻止した。8回先頭、この回から代わって登板した阪神石井の初球148キロ直球をとらえ、左中間席へ1号同点ソロ弾を運んだ。今季44打席目にして飛び出した一発。前日まで打率3割9分5厘打ちながら、0本塁打0打点という珍現象に終止符を打った。

7回まで阪神村上頌樹投手(24)を前にヒットどころか、四死球も失策もなく打者21人を完全に抑えられていた。過去16人達成した完全試合で、巨人が抑えられた試合は1度もない。直前に村上に代打を送られた際には、スタンドは巨人ファンのどよめきと、阪神ファンのため息が入り交じった。

7回の守備では、巨人の先発メンデスが1失点に抑えていたものの、先頭に1球投げたところで右足を痛め緊急降板。アクシデントに見舞われた中で、ようやく生まれた1本が、値千金の同点弾となった。

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