東大は、早大のエース加藤孝太郎投手(4年=下妻一)を打ち崩せず、黒星を喫した。

その中でも、酒井捷(すぐる)外野手(2年=仙台二)が存在感を見せた。4点を追う4回先頭で、フルカウントから加藤の内角高めの直球を捉えて、右翼スタンドへ。チーム初安打が本塁打となった。酒井にとっても神宮初本塁打となり「手応えは(スタンドに)行ったかなと思いました。(試合に向けての)調整が成功しているのと、相手投手の対策を念入りにしています」と話した。

昨秋のフレッシュトーナメントで、好成績を残しアピール。慶大戦では、16-6(7回コールド)の歴史的大勝に貢献した。今春リーグ戦からは1番打者を任されており「初回はボールを見ることを意識している。ファーストストライクからアクションを起こすことを心がけています」。

リーグ戦3試合で11打数4安打を放ち「やるべきことをやれば、ヒットは打てると感じています」と手応えを明かした。