DeNAトレバー・バウアー投手(32)が、中5日で来日2度目の先発し、5回0/3を77球、2安打2三振2四死球1失点と好投した。最速は球場表示が149キロで、球団計測では154キロだった。1-0の6回無死一、二塁となったところで降板。2番手三浦が打たれて、1失点となった。

試合後は「グッド。ノット・グレート(良かった。素晴らしくはなかった)。ボールを先行させてしまった。良かったといえば良かった。(直球は)前回よりスピードは出ていなかったが、それでも制球はできていたので、有効なボールになっていたと思う。カットボールは特に今日は良かった。スライダーは良かった。カーブも良かった。変化球は全体的によかった」と投球を振り返った。

3回に阿部、5回に辰見に安打を許したが、いずれも内野安打だった。中盤以降は地方球場独特の軟らかいマウンドを気にする場面もあったが「大きな穴があった。プレートが掘れていた。そんなに気にならなかった」と米国の硬いマウンドとの違いを問題にはしなかった。

コンビを組んだのは高卒ルーキーの松尾汐恩捕手だった。「すごくいいコンビネーションだった。素晴らしいキャッチャーだと思いました。キャッチング、ブロッキング、相手のバッターの判断を見てのリード。イニング間にも話をしているけど、自分の伝えていることを理解しているというか、同じものを共有できていると思います。1つパスボール(記録は暴投)があったんですけど、あれは僕が完全に悪い。サインだったりボールの場所だったり本当に悪かった。素晴らしいリードをしてくれたと思います」と話した。サインに首を振る場面も多かったが「いつものことです」とした。

次回登板については「ここからさらに球数、イニングを伸ばしたい。(予定は)チームと話してみないとわからない」と話した。

◆バウアーの前回登板 16日のイースタン・リーグ西武戦(横須賀)に先発。4回を投げて4安打無失点、最速で156キロをマークした。

【DeNA】バウアーが2度目の先発 最速は149キロ、6回途中1失点で降板/イニング詳細