新潟は信濃に4-10で敗れ、このカード3連敗を喫し、連勝は3で止まった。3-4の8回裏2死三塁で6番熊倉凌(24)の中前適時打で一時は同点に追いつくが、9回表に登板した新潟の守護神・吉田一将投手(33)が踏ん張れなかった。

吉田は先頭に四球を許すと1死満塁のピンチを迎える。信濃の3番小西を見逃し三振で抑えるが、4番大川に詰まりながらも中前に運ばれ、2点を失い、勝ち越しを許した。その後も後続を断つことが出来ずに6失点で降板。橋上秀樹監督(57)は「(吉田の)状態が悪いわけではないが、変化球の腕の振りが弱かった」と振り返った。

開幕から4試合に登板し2敗(1S)となかなか調子が上がってこないが、橋上監督は「吉田のポジション(9回)を変えるつもりはない」と守護神復活に期待を込めた。【大島享也】