ハマスタ7連勝ゲットだぜ!! 首位DeNAが、2位ヤクルトとの直接対決第1ラウンドを制し、本拠地横浜スタジアム7連勝を飾った。不動の4番牧秀悟内野手(25)が先制適時二塁打を含むマルチ安打で打線をけん引。4回は「ポケモンGO」ならぬ「ハマスタGO」で、3四球で歩き回って追加点をゲット。最後は守護神山崎が「10万ボルト」のツーシームでピシャリ。2位阪神との差を1ゲームに広げ、首位固めモードに入った。

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直前3試合で無安打だった牧が、本拠地ファンの声援でリズムに乗った。1回1死一、三塁、ヤクルト・サイスニードのカットボールを捉え右越えに先制の適時二塁打。5回には1死から止めたバットに当たった打球が一、二塁間を抜けるラッキーな安打でチャンスメーク。16日阪神戦以来のマルチ安打で打線をけん引したヒーローは、お立ち台で「ここ最近チームに迷惑をかけてばかりだったので。今日は長野から家族、親戚含め40人近く来ていて。その前で打てたので良かったです」と喜んだ。

メインキャラだけでなく、個性あふれる仲間たちがピカッと光った。4回は2死から伊藤が右前打を放つと、8番柴田、9番ガゼルマンが四球で満塁。続くキャプテン佐野が2ストライクから粘って押し出し四球を選び、ハマスタのフィールドを歩き回って追加点。1点差に迫られた7回には、関根が“ハマスタダッシュ”で今季1号となるランニング弾をゲットし「打てるボールが来たら自分から仕かけていこうと決めていました」と喜んだ。

最後を締めたのは、この日の午前9時30分から「ポケモンボールパークヨコハマ」の記者発表に臨んだ山崎。“プレー時間”が12時間近くなっても集中力を切らさなかった。会見では「モンスターボールを投げる肘の使い方。内側から内旋してちゃんと投げに行く。勉強になっています」とジョークを交え、ポケモンの野球との共通点を説明。「僕は抑えピッチャーなので『10万ボルト』のような一撃必殺のツーシームで三振を取っていける属性なのかな」と話していた。「でんき」タイプを自認する守護神はヤクルト打線に「効果ばつぐん」のツーシームで、きっちり試合を締めた。

チーム一丸で本拠地7連勝を飾り首位をキープ。25年ぶりの優勝をゲットするまで、DeNAの冒険は続いていく。【鈴木正章】

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