阪神が今季初めて本拠地甲子園で迎えた「伝統の一戦」を落とした。
先発西勇が3回5失点でKO。打線は2番梅野、3番中野と大幅に組み替えて臨んだが勝利には結びつかず。5回には6番佐藤輝の今季1号となる右越え本塁打から5連打とつながって4得点を挙げるも追いつけなかった。8回には5番手岩貞が長野に3ランを浴びて突き放された。リーグ2位と順位は変わらないが、最多4あった貯金は1まで減った。
岡田彰布監督(65)の一問一答は以下の通り。
-佐藤輝がホームランで流れがきたが
「おーう。流れがきたけどなあ」
-5回はすごくつながった攻撃だったが
「まあ、1点差やったら後半チャンスあったと思うけどなあ。やっぱりホームランが痛いわ。犠牲フライだと思っていたけど」
-佐藤輝は復調のきっかけになるか
「おーん、きっかけになるやろうなあ。きのうのなあ、室内(練習)からよかった。昨日(ホームランが)出る言うてたけどな」
-今日は打線を組み替えた。2番梅野の意図は
「意図って、お前。2番で打たそうと思ったんやんか」
-本来のコンパクトな打撃を思い出させる狙いはあったのか
「まあなあ、ちょっと強引に行くからな。(1番が)近本やから(塁に出て)右に打つとか、バントとかもできるかと思ったけど、そういう機会はなかったけどな。ちょうど(7回に)左で来たからのう、ちょうどあそこがちょっとポイントやったけどな」
-最近、梅野にチャンスで回ってくる
「それは何番打たせてもいっしょやって。みんなそうやんか。打順下げてもチャンスは回ってくるし。調子が悪いものに」
-調子が悪い選手の打順下げるのではなく上げた
「いや、その間に入れたんやけどな。あそこはな、絶対な、9番からでも左ピッチャー来るからな、間に入れといたらなあ、ちょうど当たるやろと思たらホンマになあ、ちょうどええタイミングやったけどなあ。(2番手)大江の時に」
-及川のピッチングで流れができた
「おー、やっぱり流れ変えるよなあ、ああいうのは。まあ西が打たれすぎよなあ、最初から。うーん、だからあんだけヒット打たれへんけどのお、うーん」
-西勇が立て直せないのも珍しい
「初回なあ、1点で逃れたからなあ、それですっといくと思たけどなあ」
-ー気にしていたノイジーが
「そうやねん、ノイジーがなあ、今やったらノイジーの方が一番悪いかもわからんなあ。(中日の)2戦目からやなあ、あれ、ストライクのね、そのあれからもう、ちょっと内容悪いよな、ノイジーな」
-打順もまた、考えながら
「まあ、そんなにコロコロ、コロコロ変えないからな、俺は。まあ、ノイジーも、何番打とうが、そらまず自分のいい時の感覚をもどさなあかんよ、それは。何番やからええとか、あかんとかじゃなしにな。バッターって何番うとうが、その選手の攻めをしてくるわけやからな、相手のチームは。だから、楽な打順なんかないわけやんか。クリーンアップ打ってるヤツが、7番になったら楽っていうことはないわけやから。それはやっぱりな、個人個人の調子をあげなあかんゆうことやからの」