北海道を拠点とするプロ野球の独立リーグで、5月7日に開幕する北海道フロンティアリーグの関係者が27日、北海道庁で鈴木直道知事(42)を表敬訪問した。

リーグ創設2年目の今季は、初年度優勝の士別サムライブレイズに、元日本ハムの中村勝投手(31)が監督兼GM兼投手として入団した。屋内練習場もなく、居住地から最寄りのコンビニまで車で15分という厳しい環境だが、中村は「2連覇を目指すのはもちろん、昨年は全国大会でボロボロにやられていますので、借りを返すために、(北海道では)圧倒したい」と、勇ましく話した。

また今季は、美唄ブラックダイヤモンズのスペシャルアンバサダー兼テクニカルアドバイザーに、元日本ハム投手で、解説者の岩本勉さん(51)が就任。すでに、解説の合間に練習に駆けつけ、ピッチングなどの指導を行っている。「驚くような(素質のある)選手もいます。ひとつのスパイスでがらりと変わるんじゃないかな。僕はスパイス屋ですよ。エスコンのナイター解説の前に1時間でも(練習を)見られそうな時間があれば、美唄に入ります」と約束した。

鈴木知事は「(各チームの本拠地の)地域において、野球以外の部分でも活動いただいていることが、地域の活性化につながっています。心から感謝を申し上げます」とメンバーにお礼を述べた。