ロッテ藤原恭大外野手(22)が165キロをマークした佐々木朗希投手(21)を援護した。

0-3で迎えた5回、1死二、三塁の好機でオリックス山崎福也投手の134キロフォークを捉え、右翼線に2点適時二塁打を放った。「朗希が頑張ってくれていたので、何とか点を取れるようにという気持ちで打席に入りました」。さらに藤岡裕大内野手(29)の左前適時打で同点のホームを踏んだ。

5回以降は、佐々木朗が仲間の同点劇に奮起し、NPB公式戦日本人最速の165キロを4度マークした。延長に入ってもチームの雰囲気は良好。10回先頭で打席に立った藤原は「何とかフォアボールをとる意識で打席に入っていたので良かった」と四球を選んで出塁した。平沢大河外野手(25)の犠打後、藤岡が四球、途中出場の岡大海外野手(31)の中前安打で1死満塁。山口航輝外野手(22)の浅い中飛に三塁走者の藤原はスタートをきった。「(三塁コーチの)大塚コーチと浅いフライでも行くぞという声がけをしていたので、しっかり帰ることが出来たと思います」。ヘッドスライディングで勝ち越しのホームを踏んだ。

佐々木朗の165キロにも「けっこう連発していたので、一緒の人間じゃないのかなというすごい人。今日は点を取られてしまったんですけれど、いつも助けてもらっているので、援護出来て良かったと思います」。接戦をしっかりものにし、首位をキープした。【鎌田直秀】