広島栗林良吏投手(26)が1日、出場選手登録を抹消された。

ベンチ入りから外れた前日4月30日巨人戦の試合前、トレーナーから右足内転筋に張りがあるという報告があった。この日、取材対応した新井監督は「“無理をするな”とベンチを外した。1日たって、今日の程度を見て(出場選手登録抹消を)決めた。本人は“行きたい”“大丈夫です”“やりたい”と言ったが、私が抹消を判断した。“しっかり治してから戻ってこい。焦ることなく、万全にして治してほしい”と」と説明した。

栗林は今季リーグ2位タイの7セーブを挙げる一方、自己ワーストとなる4敗を喫する。29日巨人5回戦(東京ドーム)戦では、1点リードの9回2死一塁から中田翔に逆転サヨナラ2ランを浴び、翌30日の同6回戦ではベンチ外となった。新井監督は2日DeNA戦からのチーム同行を志願した守護神の気持ちをくむも、指揮官として決断を下した。「彼のハートは折れていなかった。責任感が強い。だが、コンディションのこととなると、また段階が変わってくる。それはこちら側がストップしないといけない」。この日、広島に戻った栗林は2日も広島市内の病院で検査を受ける予定。代わって、塹江が1軍に合流する。

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