中日が4連敗のトンネルを脱出した。

「5番一塁」で先発出場の細川成也外野手(24)が、初回1死満塁で阪神先発青柳の128キロスライダーをとらえ、先制二塁打。「先制点を取って、援護できたのは良かった。今後そういう打席を増やしたい」と笑顔を見せた。

この日は2軍調整からビシエドが出場選手登録されたばかり。一塁定位置の助っ人を差し置いてベンチは細川を起用した。立浪監督は「相性も考えて」と、昨季青柳に7打数無安打だったビシエドのベンチスタートを選択。それでも「(初回に4番)石川昂が打てなかったところをカバーしてくれた。ベンチから見ていても期待できる。当然使い続ける」と現役ドラフトで移籍してきた孝行息子に目を細めた。3日からはビシエドがスタメン一塁で復帰する見込み。それでも細川は本職の外野左翼でスタメンを守り続けることになりそうだ。

試合前練習で指揮官自ら、投手陣を集め鼓舞した。先発福谷が7回途中1失点でリリーフにバトン。勝野、祖父江、マルティネスが無失点リレーで試合を締めた。昨季1勝9敗と苦戦した甲子園での先勝。「連敗がストップしたというか、(今季)初めての甲子園で1個勝てたのは非常に良かった」。5月反攻へ幸先のいいスタートに指揮官の目尻も下がった。

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