最下位中日が守備の乱れで連敗し、借金は今季最多8に膨らんだ。

7回まで1失点と粘っていた先発柳裕也投手(29)を8回の打席にも立たせ続投。しかし、2-1の8回に守備が乱れた。1死一塁で柳は中野を投ゴロ。ただ遊撃村松はベースに入るのが遅れて二塁封殺したものの、一塁転送の際に球をこぼした。併殺崩れの直後、柳がノイジーから3連打を浴びて逆転された。前日3日も1点リードの9回に守乱からサヨナラ負けしていた。

立浪和義監督(53)は表情を失ったままで、「村松も入るのが遅れて、柳が1回待ってしまった。ショートが入ってあげないと。あのミスは非常に痛かった」と嘆いた。8回に大島がノイジーの左前打を取り損なう失策で、一走を三進させた。これで両リーグ最多のチーム失策数は「17」に伸びた。

柳は8回途中3失点。防御率1・99を維持しながら、5戦0勝3敗。「2-0、2-1で勝たないといけない試合だった。勝たせられないのは自分の未熟さ」と、選手会長は敗戦の責任を1人で背負った。

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