新助っ人の阪神ヨハン・ミエセス外野手(27)が、1軍デビュー戦で1号ソロを放った。

「6番右翼」で起用した岡田彰布監督(65)は、試合前練習の時点では心配していたという。「おーん、なあ、最初はちょっと力んでもうて、前でホームラン打つから余計にお前なあ、おーん。練習の時からちょっとお前、なんか、気合入り過ぎやから(笑い)。あんまり気合入れるな言うたんやけど」。フリー打撃を真後ろからチェック。「気合入れるな」。指揮官の観察力が1発を導いたともいえる。

守備でも好プレーを見せた助っ人について「おーん、やっぱり一生懸命するからな、チームにとっては絶対雰囲気的にも良くなるよな、ああいうプレーするとな、おーん」。当初はDH起用をにらみ、交流戦での1軍昇格のプランもあったというが「ちょうどいい機会というかな、そういうタイミングがちょうどあったから。あの1発はやっぱりな、本人もうれしいやろうけど、チームにとってもな、大きい1発よなやっぱりな」と、前倒しで1軍にやって来たドミニカンをたたえた。