現役ドラフトで新加入した阪神大竹耕太郎投手(27)が、移籍後無傷の開幕5戦5勝で、同率でチームの3週間ぶり首位浮上を導いた。

1差で追っていたDeNAとの直接対決で6回を4安打1失点。投げれば100%勝つ無双状態でハーラー単独トップに立ち、早大の先輩岡田監督に通算600勝と今季最多の貯金6をプレゼントした。登板予定日に雨が多く、SNSで「大雨降太郎」の異名も持つ新戦力左腕の進撃が止まらない。

▼ソフトバンクから移籍した大竹が今季初登板の4月8日ヤクルト戦から5戦5勝。阪神で開幕から5戦5勝は、37年秋に6戦6勝の御園生、04年に5戦5勝の福原に次いで3人目。移籍1年目の投手が開幕から5戦5勝は、巨人→西鉄の71年高橋明が5戦5勝、ヤクルト→巨人の09年ゴンザレスが6戦6勝、中日→ソフトバンクの14年中田が5戦5勝したのに次いで4人目だ。これで大竹はソフトバンク時代からセ・リーグのチームには8試合登板して8勝(ヤ3勝、広2勝、中1勝、神1勝、D1勝)。セ・リーグ相手にオール白星の大竹が、次回の登板で球団記録の6戦6勝に挑戦する。