白鴎大が平成国際大に大勝した。藤田慎二監督(45)は「いい形で次に臨めると思う」と話した。

3回のビッグイニングで一気に攻めた。ドラフト候補の最速155キロ右腕、平成国際大・冨士隼斗投手(4年=大宮東)から先制点を奪うと、この回打者10人の攻撃で4安打6得点。その後も流れを切らすことなく、17安打16得点で快勝した。

50メートル走5秒8の俊足でプロ注目の福島圭音(けいん)外野手(4年=聖望学園)は、リーグのシーズン最多盗塁記録を更新した。3つの盗塁を決めて今シーズン20盗塁目。08年の17盗塁が最多だったシーズン記録を15年ぶりに塗り替えた。快足を生かしバントヒットを決めるなど、6打数3安打とバットも絶好調。「ヘッドを立てることを意識している。でも、まだ修正していきたい」と話した。

チームは開幕から無傷の8連勝で、20日に同率首位で6季連続リーグ優勝を狙う上武大と対戦する。福島は「どれだけワンプレーにかけられるか、全日本に出たい気持ちは強い」と4年ぶりの優勝だけを見据えた。