巨人が紙一重で乱打戦を制した。1回に岡本和と秋広のタイムリーで2点を先取すると、3回には岡本和の6号ソロとブリンソンの犠飛でさらに2点追加。先発の戸郷に4点リードを託した。

しかし、粘りきれなかった。3回1死三塁から二ゴロの間に1点返されると、5回1死一、二塁、代打川端に同点3ランを浴びた。6回に丸の適時二塁打で1点リードとなるも、6回先頭の山田に二塁打を打たれる。村上、サンタナと2者連続三振で2死二塁となったところで2番手鍵谷にマウンドを譲った。しかし、鍵谷がオスナに中前へ同点適時打を浴びて、戸郷の5勝目の権利は消えた。104球を投げて5回2/3で5安打5失点で降板した。

試合はまだ落ち着かない。7回に秋広の2点適時二塁打と吉川の2点適時二塁打で4点を勝ち越すも、ヤクルト打線が牙をむいた。平内が無死一、二塁のピンチを招くと、4番手田中豊が塩見に3ランを浴びて1点差まで詰め寄られる。

それでも三上が8回を無失点で切り抜けて9回はここまで2試合連続セーブに失敗している守護神大勢がマウンドへ。1回無失点に抑えて僅差の勝利を締めくくった。

打線は今季最多の17安打を放って打ち勝った。