阪神がドラフト1位森下翔太外野手(22)のサヨナラ安打で劇的な勝利を挙げた。サヨナラ勝利は今季4度目。試合後の岡田彰布監督(65)の試合後のインタビューは以下の通り。

(テレビインタビュー)

-9回は森下が一振りで決めた

「そうね。まあ最初からね、あの(広島)森下(に対して)、森下で行こうと思っていたから。まあ、ファームでもね、ちょっと鳴尾(浜)でやってたんで。まあ、でも、最初かな。(2回の第1打席の)レフトフライか、あのカーブをいい感じで打ったんで、今日はいくかなと思いましたけど」

-森下のどのあたりに期待して久々のスタメン起用したのか

「いやいや、ファームで、名古屋で結果も出したし、そろそろだいぶ調子もあがってきたというんで。(昇格した)昨日でも(スタメンは)よかったんですけど、ね。その前にミエちゃんが打つから。昨日はね。今日はそういう意味でも、最後、いいところで回ってきて、本当によく打ちましたね」

-お膳立てをしたのは4番の大山だったが

「いや、ちょっとね。刺されるというか、スイングも遅れていたんですけど。今日の風だからね。なんか1発いってくれるかなと思っていたんですけど。あの2人は」

-9回に登板した岩崎も流れを引き寄せた

「まあ、同点でね、勝ち越してが一番いいんですけど、ま、とにかく表で点をやらなかったら何とかなるんじゃないかと思っていたんで」

-先発大竹は7回99球。内容をどう見ていたか。

「内容というか、結果はゼロに抑えているんで、広島は(今季対戦が)3回目なんでね。相手もそうとう研究して、今日は初回からすごく粘られたり、研究をしてると思うんだけど。調子も普通と思うんだけど、走者を出してもうまく0点に抑えていくというか、そういう投球術というかね、それはさすがですね」

-99球での交代は迷わず

「いやもう、それは迷わずです」。

-連敗しなかった。

「今日の勝ちはね、昨日も、どっちに転ぶかわからない展開だったけど、今日もそうだけど、昨日よりも今日の勝ちの方がね、価値のある1勝だと思うし。これで明日も、明日は久しぶりに才木が(先発で)投げるんで、今日の勝ちによって才木もちょっとは楽に投げられるんじゃないかな」

 

(囲み)

-森下ですが

「どっちの森下? 分からへんやろ、森下て(笑い)」

-虎の森下ですけど

「虎の森下て(笑い)」

-森下をスタメンで出すと決めたのはいつか

「いやいや、2戦目(の先発投手が)広島の森下やからや。そらもう鳴尾(浜)でねえ、森下からヒットも打ってるし、名古屋行く前に見てるから、ちょうどねえ、いい感じというか、まあそら1年目やから、初めての投手とも会うわけやけど、2軍でも対戦経験があるわけやから、最初からそらもう森下、うん」

-2軍で変わったところは

「いやいや、だからバットが出るようなったやんか。最後1軍降りる時、見送り三振ばっかりでバットが出ないいうのがあったけど、まあこの間の名古屋の試合(視察した17日2軍中日戦)でもバットが出るし、今日の1打席目でも紙一重やったと思うよ。捕まえてると思うよ。だから1打席目のレフトフライでもねえ、見て、今日はなあ、タイミング合うなあ思てた」

-最後は初球を仕留めた

「うん。だから、初球からバットが出るいうことやろな。うん。1軍で悪なってる時は、あれ初球見逃してしまうやんか。打てるボールもな。そういうことや。それは打とうとするんやなしに、自然にね、反応してるんやろな。甘い球ていうかバットが出てヒットになる可能性のあるな、甘いボールに対して」