巨人大城卓三捕手(29)が人生初の満塁アーチを後輩にぶっかました。5回2死満塁。同じ東海大相模出身の中日小笠原の高め147キロ直球を右翼席中段に運んだ。今季6号、プロ通算49号は人生初の満塁本塁打。「それはうれしかった。完璧だった。今日のホームランはキャッチャーとしても大きな点だった」とかみしめた。

扇の要であり、打率3割1分3厘、17打点とバットも存在感が光る。球団で捕手クリーンアップの満塁弾は10年9月11日広島戦の阿部ヘッドコーチ以来となった。阿部コーチからは「打って守って走って最高でした。これだけの存在感を出せる選手」と2回の先制点につながった一塁から三塁に進んだ走塁も含め評価された。大城卓は「守備面も攻撃面も聞ける。少しでも近づけるようにやっていきたい」と打てる捕手の系譜を継ぎ、チームを勝利に導いていく。

▽巨人原監督(大城卓の活躍について)「2死という中で見事なバッティング。コンタクト率という点で非常に高い。今年はホームランも。捕手というポジションをやりながら、続けていってもらいたい」

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