東大は2試合連続の完封負けを喫し、今春は10敗1分け、勝ち点0の最下位で終えた。

先発の松岡由機投手(4年=駒場東邦)は6回5安打2失点と試合をつくったが、打線が法大・尾崎完太投手(4年=滋賀学園)に3安打に抑えられた。

病気療養中の井手峻監督(79)に代わって指揮をとる助監督の大久保裕監督代行(65)は「前半でゲームが崩れない、終盤勝負ができる試合を目指していて、それはだいたいできていたが、今日も得点が取れなかった。打つ方が力不足だった」と話した。

梅林浩大主将(4年=静岡)は、打撃不振で今季途中からスタメンを外れた。ベンチからチームメートを鼓舞し続け「悪い癖で、考えすぎてしまった。自分のこととチームの両立が難しかった。スタメンを外れて、少しチームが見られるようになりました」と明かした。秋季リーグ戦に向けて「課題は攻撃力なので、鍛えたい。チームとしてレベルアップを計りたい」と話した。