阪神岡田彰布監督(65)が29日、交流戦開幕戦となる西武戦(ベルーナドーム)へ移動する新大阪駅で対応し、交流戦での戦い方を明かした。一問一答は以下の通り。
-指名打者は何番に
「いや、5番までは変えへんよ」
-8番木浪は動かさない
「今度はあれや、木浪を(9番に)やっても、1、2と(左打者が)並ぶから、そら継投とかパ・リーグがどういうことをしてくるかわからへんけど、それは9(番)には右バッターを挟むよ。キャッチャーな。木浪そのままでな。ピッチャーと一緒や。キャッチャーにはバントや」
-流れがいいから崩したくない
「まあまあ、変える必要ないやろ。流れがいいというかな。ヒットがぼんぼん出てるけど、なかなかかみ合わんいうたら打順入れ替えたりするのはあるかもわからんけど、みんなも、ファーストヒットがええところでヒットが出てるし、流れ的にも、そのポイントでタイムリーが出るとかな、別にいじる必要はないよ」
-1試合あたりの平均得点がトップ。昨年で点が取れないチームだった。ベンチワークに選手が応えているか
「まあベンチワークというか、オレもういつもベンチでは1点しか言うてないよ。『もう1点いこ、もう1点いこ』てなあ、ビッグイニングとかそんな言葉は一切かけへんけど。だから、なあ、点取るためにバントしたり、結局、そういうことと思うよ。それはまあ、当たり前のことやん、だからなあ。ビッグイニング取んのに、そんなバントとかしとったらそんなビッグイニングなれへんけど、ホームランとか出たらな、別やけど」
-監督がいう普通のことは難しい。
「難しいというか、やっぱりバントなんか成功して当たり前になってくるからなあ、だから難しいんやで。失敗したらどんなけ痛いっていうかな、そういうことやんか、結局は。だから当たり前のバントをすることを当たり前にな、バントしとったらいい結果出るいうことやんか」
-監督は先発を長めに投げさすが、指名打者制だったら。
「そうなやなあ。楽やで、オリックスの時も楽やったもん。何も試合始まって何もすることないんやもん(笑い)。そやろ? それもピッチャーで打順入れ替えるとか、そういうことも考える必要ないし、次の回ピッチャーまわってくるから、ここはちょっとピッチャー辛抱さそうとか、そういうのないしなあ」
-ぼこぼこ打たれても先発を長く投げさせられる
「パ・リーグて、だから完投負けあるやんか、結構、先発完投負けなあ、1ー0とか2ー0でなあ、そら余力残っとったらそら行けばええわけやからなあ」
-ここまですごい貯金を積み上げている。交流戦は5割でいいか。
「いやいや、5割はあかんわ。5割はあかん。まあでも、年間、オープン戦とかもやったけど、前に比べたらパ・リーグもそんなダントツ強ないよ、はっきり言うて。オレがいてる時はパ・リーグ強かったけどなあ。ソフトバンクなんかも強かった。オリックスいてる時の方が。日本ハムも強かったもんなあ。だから、そういう意味では、前みたいに、(交流戦が)はじまったころは、パ・リーグがダントツに勝ってたからなあ。そういう差はないよ。セ・リーグも強いで。でも。(今回も)セ・リーグが勝ち越すんじゃないかな。オレはそう思ってるよ」
-昨年もセが2勝対戦成績が上回った
「あっそう。オレは昨年は調べてないよ」
-投打のレベル的にも
「ピッチャーの質とか。まあ、パ・リーグは特殊なピッチャーがおるからな。ひとり、ふたりな。でも、3連戦とか。これ、あれやで、3試合、3試合ホームビジターでやったら、絶対セ・リーグの方が強いと思うよ。ピッチャー6枚な。6連戦やったらな、長なったらな、試合数が増えたらセ・リーグの方が絶対強いと思うな。まあ、3試合やから。3×6で18か。だから、ええピッチャーにあたるのと当たらないのでだいぶ違うよ。パ・リーグなんか。ピッチャーの質的にもまあ。あれやで、5番手、6番手になると極端に落ちるよ。前の時もそうやったけどなあ」
-4日のロッテ戦は佐々木朗希が来そう
「そやろ。だから、今日なあ、マメ出けへんかなあと。ちょうどあっち(甲子園)で投げそうな感じやなあ」
-やっぱり頭抜けている
「ああ、そら頭抜けてるよ。まあ、雨やもんな。予報雨やもんな。前のピッチャーがズレてくるかもわからんし」
-監督はこれまでも交流戦には強かった
「強い強い。だってオレ、交流戦100勝一番乗りやんか。監督で」
-勝つ秘訣(ひけつ)は
「いやいや、シンプルにやることよ。だからオリックスの1年目の時に優勝したやんか。だから自分らの戦いをまず変えんことやな。パリーグやからってそんな慌てる必要ないし。甲子園の時はええけどな、同じ流れでいけるから。DHの時にな、どういう展開になるか分からへんわ、俺もDH久しぶりやし」