シーズン開幕戦に続いて交流戦でも「開幕投手」となったソフトバンク大関友久投手(25)が、中日打線を7回3点に抑えて4勝目を挙げた。

ここまでなかなか味方打線の援護に恵まれなかったが、この日は4回までに8得点。不慣れな? ゲーム展開にきまじめなサウスポーも投げづらかった? と言っては打線に失礼か。

「初回、2回と野手のみなさんが点を取ってくれて、気持ち的にすごく楽に投げることができました」。大関は広報に、打線への感謝のコメントを託した。先発投手にとっては味方の攻撃が長いのはありがたい半面、イニング間の集中力維持も難しい。4回に木下に2号2ランを浴び、5回にはブライトに適時打を許した。3者凡退は2回と7回の2度。「火曜日の男」として必勝登板を誓う大関にとっては、白星の喜びもさることながら、反省点の残るマウンドだったかもしれない。「3者凡退のイニングをなかなかつくることができない中で、点を取ってくれた野手には本当に感謝です」と、試合後も口元を引き締めた。

大関にとっては23日の日本ハム戦に続き、今季初の連勝。交流戦は昨年の広島戦で1勝を挙げており、無傷の2勝目となった。「これからも週のアタマである火曜日で投げていきたいと思っています。対戦する相手投手もエース級になるし、さらに自分を高めていきたい」。登板を重ねるごとにレベルアップしたい-。そんな思いでマウンドに立つ背番号「42」は、さらに有言実行を誓っている。【佐竹英治】

【関連記事】ソフトバンクニュース一覧