日本ハムの「グワチョ」ことマルティネスが攻守でチームを引っ張った。1点を追う4回無死二塁で左越え同点適時二塁打。カウント3ボールから、迷わずストライクを取りに来た直球を一振りで仕留めた。「相手ピッチャーを打って、何とか点を取りたいという一心でした」。鈴木とバッテリーを組み、3回に先制点を奪われたが、直後に自身が打って追いつき、その後の勝ち越し劇につなげた。

5回には2死二塁で左翼へ7号2ランを運んだ。「万波がセカンドに盗塁してスイッチが入りました! 最高の結果が出て良かったです」と、コメントも絶好調。この打席も万波が二盗を決めた4球目まではスイングせず、5球目のカットボールを一振りで仕留めた「グワチョ」。この愛称は、スペイン語で“優れたカウボーイ”を意味するという。ちなみに2回の打席も初球を左前打。鈴木を好リードしながら、百発百中のスイングでチームを盛り上げた。