全国大会初出場の大阪公立大(近畿)は初戦で敗れた。

注目の1番打者、米麦(よねばく)波留外野手(4年=高松商)は得意のバットで奮闘した。初回先頭で鮮やかな左前打。3回の第2打席は左翼線に二塁打。3打数2安打で初の全国大会を終えた。

兄の圭造さんは16年のセンバツで高松商を準優勝に導いた主将だ。高校時代から兄に劣らないセンスの持ち主だったが、対照的に甲子園には縁がなかった。1年浪人して猛勉強の末に大阪公立大へ。主将として同大学を初の全国に導いた米麦は「すべてで力をつけないといけない」と出直しを誓い、兄に並んだかと問われると「いえ、全然ですね。向こうは準優勝なので、優勝しないと」と満足していなかった。

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