「第44回日米大学野球選手権大会」(7月8~13日、米国)に出場する侍ジャパン大学日本代表メンバーの合宿が始まり、代表に選出された26人が参加した。主将を務める青学大・中島大輔外野手(4年=龍谷大平安)は「緊張して硬くなっていた」と初日を振り返った。

選考合宿最終日の19日、大久保哲也監督(60)が会見で主将を発表した。中島は練習後のバスの車内でホームページを見て知った。「まさかキャプテンとは思っていなかったのでびっくりした」と驚きの指名だったが、初日のこの日は大久保監督から「普段通りやってくれ」と声をかけられた。青学大主将から日本代表主将として「コミュニケーションを全員と取って、日を追うごとにどんどん引っ張っていけたら」と、チームをけん引していく覚悟を示した。

気温30度超えの猛暑の中、バッティング練習では明大・上田希由翔(きゅうと)内野手(4年=愛産大三河)と同じ班で汗を流した。大学選手権では決勝で戦ったライバルだが、今回はチームメートになる。「アメリカでは同部屋なので仲良くやっていきたい」と大学の壁を越えて、仲間と戦っていく。