巨人が天敵に屈した。阪神先発の伊藤将司投手の前に7回4安打無得点。今季は16イニング連続無得点で昨季から通算5試合の対戦でわずか1得点と負の連鎖が続く。今季7度目の完封負けに原辰徳監督は「なかなか0点ではね。1本がやっぱりなかなか出なかった」と打線の奮起を促した。

一方で菅野智之投手は復調に確かな手応えをつかんだ。中12日でのマウンドは7回2安打1失点。今季最多の110球を投げ抜いた。直球を軸に緩急を織り交ぜて投手戦を挑んだ。4回2死から真ん中に入った148キロ直球を左翼席に運ばれるも「丁寧に1人1人という気持ちで投げました。最少失点で7イニングを投げきれたので、次につながると思います」と収穫が上回った。

最終盤の9回に守備がもたつき2点を献上した。劇的サヨナラ勝ちから一夜明けたこの日は打線が沈黙して敗戦。今カード1勝1敗。仕返しの舞台はまだある。

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